理由 / たったひとつの願い事。(オリジナル)

こんばんは　彰です。

どうして生まれてきたんだろう　なんて考えて分からなくて少しだけ　涙がでた。



今日は部活のクッキー作りと体育祭の看板作ってさっき帰ってきました。
で。
はしゃぎすぎたのかな　ちょっと鬱気味です。
だめですね；でも元気がでないので…



片方で消えてしまいたいと願いながら片方で生きていたいと願うほどそれはとても滑稽で小さく笑い、蔑んだ。

たったひとつのお願いは　『ずっと一緒に入れますように』

ちいさく呟いて、願った。




そして




『――今日未明、東京都○○市でひき逃げ事故が――』

それは

『――被害者は１人。即死と断定――犯人はまだ見つかっていません――』




叶わなかった。












でもね。
もう平気だ。
もうすぐそばに行くよ


そしてもう一つ願い事。


昔誰かが語った。願いを叶えるにはそれ相応の代価がいる　と



叶えてくれなかったのは代価がなかったからならば



俺のこの身体をあげるから


だから神様これは叶えてくれよ？





お風呂場で一人、ナイフをもって




『あいつの傍に逝けます様に』


ちいさく呟いて　願った。









深く心臓に突き刺した。
前に倒れてさらに、深く。







『迎えに来たよ』
意識が途切れる瞬間　哀しみと喜びが混じったような声が　そう呟いた気がした。




彼の死に顔は　とても幸せそうだった。




fin